こんにちは、みなさん!外資系コンサルティング会社で20年以上働いているシゴデキのもっちです。今日は、多くの人が悩んでいる「ワークライフバランス」について、ちょっと意外な視点からお話しします。
実は、ワークライフバランスにこだわりすぎると、かえって不幸になってしまうかもしれないんです。どういうことか、と思いますよね。
確かに、ワークライフバランスは大切です。でも、それを間違った方法で追求すると、思わぬ落とし穴にはまってしまうんです。
でも、安心してください。この記事を読めば、仕事も私生活も充実させる秘訣がわかりますよ。それどころか、キャリアアップまで果たせる可能性だってあるんです!
今日は、以下の3つのポイントについてお話しします。
- ワークライフバランスの落とし穴
- ワークライフマネジメントという新しい考え方
- 仕事と私生活を両立させながらキャリアアップする方法
さあ、一緒に理想の働き方を見つけていきましょう!

ワークライフバランスの落とし穴

まずは、僕自身の経験をお話ししますね。
僕も最初は、ワークライフバランスなんて考えもしませんでした。入社してからの5年間、ただひたすら働いて、管理職になることだけを目指していたんです。
朝早くから夜遅くまで、休日返上で仕事漬けの日々。家族との時間?趣味?そんなの後回しです。「今を頑張れば、将来きっと報われる」そう信じて疑いませんでした。
そして、念願かなって管理職になりました。でも、そこで予想外のことが起こったんです。
じつは管理職になる少し前に2人目の子供が生まれていたんです。本当なら、家族との時間を大切にしたい時期ですよね。でも、僕は相変わらず仕事中心の生活を続けていました。
結果、どうなったと思います?
…そう、うつ病になってしまったんです。
本当にショックでした。仕事も家庭も、全てがうまくいかなくなってしまったんです。
これは、実はすごく多くの人が陥りやすい罠なんです。仕事か家庭か、どちらかを選ばなければいけないと思い込んでしまうんですよね。
ワークライフマネジメントという新しい考え方

そこで、僕が提案したいのが「ワークライフマネジメント」という考え方です。
ワークライフマネジメントとは、単にバランスを取るのではなく、仕事も私生活も自分の思い通りにマネージしていく考え方です。
仕事と私生活を別々のものとして扱うのではなく、一つの大きな人生の一部として捉えるアプローチなんです。
例えば、仕事での経験が私生活を豊かにしたり、逆に私生活での経験が仕事のパフォーマンスを上げたりする。そんな相乗効果を狙うんです。
なぜワークライフマネジメントなのか?

ワークライフマネジメントが大切な理由は主に2つあります:
- 個人によって最適な時間配分は異なる 人それぞれ、置かれている状況や価値観が違います。ある人にとって理想的な時間配分が、別の人にとっては全く合わないかもしれません。だからこそ、自分自身でマネージすることが重要なんです。
- バランスを取るよりも、両方を最大化することで幸福度が上がる 単に仕事と私生活のバランスを取ろうとすると、どちらも中途半端になってしまう可能性があります。でも、両方を最大化することを目指せば、相乗効果が生まれ、全体的な幸福度が上がるんです。
これは、僕自身の経験からも言えることです。管理職になってから、単に仕事時間を減らすのではなく、仕事の質を上げることで、結果的に私生活の時間も増やすことができました。
ワークライフマネジメントの具体的な実践方法
では、具体的にどうすればワークライフマネジメントを実践できるのか、詳しく見ていきましょう。

目的ドリブンで考える
まず大切なのは、何のために仕事をしているのか、私生活で何を大切にしたいのか、しっかり考えることです。
これは、僕が管理職になってから特に意識するようになったことです。単に「仕事だから」とか「上司に言われたから」という理由で動くのではなく、その仕事の本質的な目的は何なのか、常に考えるようになりました。
例えば、クライアントへのプレゼンテーション資料を作る時。以前なら「コンサルっぽい見栄えの良い資料を作らなきゃ」と思って、デザインに時間をかけていました。でも今は「クライアントに何を伝えたいのか」「どうすればクライアントの課題解決につながるのか」を考えて作ります。
結果、資料作成の時間は半分以下になり、クライアントからの評価は2倍以上になりました。
時間の使い方を最適化する
次に重要なのは、限られた時間で最大の成果を出すことです。そのためには、以下のようなテクニックが役立ちます:

- タスクに優先順位をつける: 緊急性と重要性のマトリックスを使って、タスクの優先順位を決めます。
- ポモドーロ・テクニックを活用: 25分集中して作業し、5分休憩するサイクルを繰り返します。
- 会議の効率化: 会議の目的を明確にし、必要最小限の人数で、時間制限を設けて行います。
これらの方法を実践した結果、僕の場合、1日の仕事量は変わらないのに、17時には帰宅できるようになりました。
柔軟な働き方を取り入れる
働き方改革が進む中、多くの企業で柔軟な働き方が可能になってきています。以下のような方法を積極的に活用しましょう:
- 在宅勤務や時短勤務を活用する
- 18時以降の会議を原則禁止にするなど、ルールを設ける
僕の会社では次のような取り組みを行っています:
- 18時以降の会議を原則禁止
- 時短制度や在宅勤務制度の導入
- ハラスメント防止に向けた社外窓口の設置
これらの取り組みにより、社員の満足度が上がり、離職率も低下しました。さらに、女性社員の比率も増加しています。
つまり、柔軟な働き方は個人だけでなく、会社にとってもメリットがあるんです。
自己投資を怠らない
自己投資は、長期的に見れば必ず仕事と私生活の両方に良い影響を与えます。新しいスキルを身につけることで仕事の効率が上がり、結果的に私生活の時間も増えるんです。
僕の場合、以下のように自己投資の時間を確保しています:
- 毎日の通勤時間(往復1時間)を活用:電車の中で本を読んだり、オンライン講座を受講したりしています。
- 週末の朝2時間を「自己投資の時間」として確保:家族にも理解してもらい、その時間は集中して自己啓発に充てています。
自己分析を行う
ワークライフマネジメントを始める前に、まずは現在の自分の状況を客観的に分析することが大切です。以下の3つのステップを踏んでみましょう:

- 1週間の時間の使い方を記録する
- 仕事とプライベートそれぞれで、大切にしたいことをリストアップする
- 現在の満足度を10段階で評価する
例えば、僕の場合はこんな感じでした:
仕事で大切にしたいこと:
- クライアントの課題解決
- チームメンバーの成長
- 新しい知識やスキルの習得
プライベートで大切にしたいこと:
- 家族との質の高い時間
- 健康維持(週1回のプライベートジム)
- 読書による自己啓発
現在の満足度:仕事 7/10、プライベート 5/10
理想の姿を描く
自己分析ができたら、次は3年後の理想の姿を具体的に描いてみましょう。以下の3点について考えてみてください:

- 仕事面でどんな立場になっていたいか
- プライベートではどんな生活を送っていたいか
- 1日のスケジュールはどうなっているか
僕の3年後の理想の姿は以下のようなものでした:
- 仕事:より大きな仕事を獲得して、大きな影響力を持つ立場に
- プライベート:週末は必ず家族との時間を確保し、年に3回以上は家族旅行に行く
- 1日のスケジュール: 6:30 起床、ウォーキング 8:00-17:00 仕事 18:00-21:00 家族との時間 21:00-23:00 自己啓発の時間
ギャップを埋めるアクションプランを立てる
現状と理想の姿のギャップを埋めるために、具体的なアクションプランを立てましょう。以下の3ステップで考えてみてください:

- 短期(1ヶ月以内)、中期(半年以内)、長期(1年以上)のゴールを設定
- 各ゴールを達成するための具体的なアクションを決める
- アクションの実行スケジュールを立てる
僕のアクションプラン例:
短期ゴール:毎日30分の自己啓発の時間を確保する アクション:
- 平日の通勤時間を活用し、オーディオブックを聴く
- 就寝前の30分を読書の時間に充てる
中期ゴール:部下の育成を通じて、自分の業務時間を20%削減する アクション:
- 月に1回、部下との1on1ミーティングを実施
- 部下に段階的に権限委譲を行い、成長を促す
長期ゴール:より大きな仕事を獲得するための能力を身につける アクション:
- 社内の次世代リーダー育成プログラムに参加
- メンターを見つけ、定期的にアドバイスをもらう
実践と振り返り

立てたプランを実践し、定期的に振り返りを行うことが重要です。以下のサイクルを意識してみてください:
- 毎日:その日の成果と改善点を5分でも良いので振り返る
- 毎週:週の目標達成度を確認し、翌週の計画を立てる
- 毎月:月間の成果を評価し、必要に応じてプランを修正する
ポイントは、完璧を求めすぎないことです。小さな成功を積み重ねていくことが、大きな変化につながります。
例えば、僕の場合、毎日寝る前に5分間、その日の振り返りをノートに書いています。「今日うまくいったこと」「明日改善したいこと」を3つずつ書くだけです。これだけでも、日々の改善点が明確になり、モチベーションの維持にもつながっています。
成功事例の紹介
ここまで、ワークライフマネジメントの具体的な方法をお話ししてきました。では、実際にこれを実践するとどんな変化が起こるのでしょうか?
僕自身、このワークライフマネジメントを実践してみたところ、驚くべき結果が出ました。

- 毎日残業していた生活から、月1-2回の残業に
- 仕事の質が向上し、半分の時間で2倍以上の評価を獲得
- 家族との時間を確保しながら、部長職への昇進を果たす
これは決して特別なことではありません。僕には特別な能力があるわけではないんです。ただ、「ワークライフマネジメント」という考え方を実践しただけなんです。
実際、僕の部下たちにもこの考え方を共有したところ、多くの人が同様の成果を上げています。
例えば、30代の女性社員Aさん。彼女は子育てをしながら仕事を両立させるのに苦労していました。でも、ワークライフマネジメントを実践した結果、次のような変化が起きました:
- 業務効率が20%向上し、定時での帰宅が可能に
- 子供の習い事の送迎ができるようになり、家族との時間が増加
- 新規プロジェクトでリーダーを任され、昇進の機会を得る
Aさんは、特に「目的ドリブンで考える」ことを意識したそうです。「子供のために帰らなきゃ」というネガティブな考えではなく、「限られた時間で最大の成果を出そう」というポジティブな考えに切り替えたことで、仕事への取り組み方が大きく変わったそうです。
また、40代の男性社員Bさん。彼は長年の残業続きで健康を崩しかけていました。ワークライフマネジメントを取り入れてからは:
- 残業時間が月平均40時間から10時間に減少
- 趣味のマラソンの時間が確保でき、健康状態が改善
- 業務の質が向上し、クライアントからの評価が上がる
Bさんの場合、特に「時間の使い方を最適化する」ことに力を入れました。会議の時間を半分に削減し、その分を集中作業の時間に充てることで、残業を大幅に減らすことができたそうです。
これらの事例からわかるように、ワークライフマネジメントは年齢や立場に関係なく、誰でも実践できるものなんです。
よくある質問
ここで、みなさんからよく寄せられる疑問にお答えしていきますね。
Q1:「ワークライフマネジメントって、結局仕事中心の考え方じゃないの?」
いい質問ですね。確かに「マネジメント」という言葉を聞くと、仕事っぽいイメージがありますよね。でも、実はそうではないんです。
ワークライフマネジメントの本質は、仕事も私生活も含めた「人生全体」をマネジメントすることなんです。つまり、仕事だけでなく、家族との時間、趣味、自己啓発など、あなたにとって大切なことすべてを効果的に管理していく考え方なんです。
例えば、僕の場合、毎週日曜日は家族との時間として確保しています。その時間は仕事のことは一切考えず、家族とカラオケに行ったり、子供の宿題を手伝ったりしています。これも立派なワークライフマネジメントの一部なんですよ。
Q2:「でも、やっぱり仕事の量は減らないんじゃない?結局、どこかで無理が出るんじゃないかな…」
この懸念、よく聞きます。確かに、仕事の量自体はすぐには減らないかもしれません。でも、ワークライフマネジメントの真髄は「効率化」と「優先順位付け」なんです。
例えば、僕が実践している方法をいくつか紹介しますね:
- タスクの80/20の法則を活用する: 全てのタスクの中で、最も重要で効果の高い20%に集中します。これだけで、80%の成果が得られるんです。
- 「No」と言う勇気を持つ: 本当に必要なタスクかどうかを見極め、そうでないものは丁寧にお断りします。
- AIツールを活用する: Googleカレンダーのようなデジタルツールだけでなく、ChatGPTなども活用して、効率化に役立つツールを積極的に取り入れています。
これらの方法を使うことで、実際の仕事の量は変わらなくても、より効率的に、そして質の高い仕事ができるようになるんです。
Q3:「ワークライフマネジメントを始めたいけど、上司の理解が得られそうにないんです…」
これは本当によくある悩みですね。確かに、従来の「長時間労働=頑張っている」という価値観の上司もまだまだいます。でも、諦める必要はありませんよ。
まずは、小さな変化から始めてみましょう。例えば:
- 自分の業務の可視化: 日々の業務内容と所要時間を記録し、上司に定期的に報告します。これにより、あなたの仕事の全体像を理解してもらえます。
- 成果の見える化: 時間ではなく、成果で評価してもらえるよう、具体的な数字や事例を示して報告します。
- 効率化の提案: 自分の業務だけでなく、チーム全体の効率化につながるアイデアを提案します。
- 会社の方針との関連付け: 多くの企業が「働き方改革」を推進しています。会社の方針と自分の働き方をリンクさせて説明することで、理解を得やすくなります。
実際、僕の部下の中にも、最初は上司の理解を得るのに苦労した人がいます。でも、これらの方法を実践することで、徐々に理解を得られるようになりました。
大切なのは、諦めずに粘り強く取り組むことです。そして、何より自分自身が結果を出し続けることが、最大の説得力になります。
まとめ
さあ、ここまでお話ししてきた内容をおさらいしましょう。

- ワークライフバランスにこだわりすぎないこと
- 「バランス」ではなく「マネジメント」を意識すること
- 目的ドリブンで考え、時間の使い方を最適化すること
- 柔軟な働き方と自己投資を組み合わせること
- 具体的なアクションプランを立て、実践と振り返りを繰り返すこと
これらのポイントを意識しながら、ワークライフマネジメントを実践していけば、きっと驚くほどの変化が起こるはずです。
さあ、明日からでもできることがありますよね?例えば、明日の仕事で1つ、「これって本当に必要?」と自問してみるのはどうでしょうか。
あるいは、今週末に30分でも良いので、自分の理想の姿を書き出してみてください。それだけでも、大きな一歩になります。
小さな一歩から始めて、徐々にワークライフマネジメントを実践していけば、きっと驚くほどの変化が起こるはずです。
最後に、ひとつお伝えしたいことがあります。
ワークライフマネジメントは、決して簡単なことではありません。時には挫折することもあるでしょう。でも、諦めないでください。
完璧を求める必要はありません。一歩一歩、着実に前進していけば良いんです。そして、その過程を楽しんでください。
なぜなら、ワークライフマネジメントの本当の目的は、あなたの人生を豊かにすることだからです。仕事も私生活も、全てがあなたの大切な人生の一部なんです。
みなさんの中で、すでにワークライフマネジメントを実践している人はいますか?あるいは、今日の記事を読んで「やってみよう!」と思った人は?
ぜひコメント欄で教えてくださいね。みんなでアイデアを共有して、お互いに成長していけたら嬉しいです。
それでは、素晴らしいワークライフマネジメントの旅をお祈りしています!
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